草の根無償資金協力プロジェクト署名式
（雲南省龍陵県碧寨郷飲用水整備計画）
（雲南省羅平県馬街鎮飲用水整備計画）
（雲南省永徳県大山郷飲用水整備計画）

 

　２０１１年３月１０日、日本国政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力案件である「雲南省龍陵県碧寨郷飲用水整備計画」、「雲南省羅平県馬街鎮飲用水整備計画」、「雲南省施甸県万興郷飲用水整備計画」及び「雲南省永徳県大山郷飲用水整備計画」の資金贈与契約（Ｇ/Ｃ）署名式が雲南省昆明市で行われ、賀金喜・雲南省発展改革委員会正庁級巡視員ほか雲南省側のプロジェクト関係者出席の下、日本政府を代表して当館の瀬野清水・総領事が、それぞれのプロジェクトの被供与団体とＧ/Ｃに署名しました。

 

　
総領事挨拶
署名式の様子
署名の様子
署名式参加者

 

　これら４つのプロジェクトは、中国西南地域一帯で発生した大規模旱魃災害の対策プロジェクトです。一昨年秋季から昨年春季にかけて、中国西南地区は百年に一度といわれる大旱魃に見舞われました。今回プロジェクトを行なう４県では、農業用水の確保ができないばかりか、生活用水の確保も困難な情況になりました。そこで、日本政府では水源から各集落へ飲用水を供給するためのパイプライン及び供水施設を建設する資金を供与することにしました。これらプロジェクトの実施により、４県の住民が長年にわたり悩まされていた飲用水をめぐる問題が解決され、同地域が将来にわたり経済的、社会的に大きく発展していくことを希望しております。
　供与金額は以下の通りです。 　 　 　
水を配布する人々
水を貯めたバケツ
旱魃被害の様子
家畜を使い水を運ぶ住民

 

　当館は、これら４件のプロジェクトが早期に完成し、これら地域における社会的発展と生活水準・福利の向上に貢献し、住民の方々がその効果を享受できることを願っています。また、今回の草の根無償資金協力を通じて、日本と雲南省の交流および協力関係が更に密接になり、日中両国民の友好関係が一層促進されることを期待しています。
（了）